
eXp Japanのエージェントの皆さん。 私たちは日々、お客様に「夢のマイホーム」を提案していますが、一つ共有したい「不都合な真実」があります。
それは、**「新築住宅は、決して100点満点の完成品ではない」**ということです。
家電製品のように、工場で厳格な品質管理のもとで作られ、ボタン一つで完璧に動作する「工業製品」とは訳が違います。住宅は、現場で多くの職人の手によって作られる「手作り品」だからです。
建築士の視点から現場を見ると、そこには常に「許容誤差」が存在します。 木材の乾燥収縮によるクロスの隙間、床のわずかな勾配、設備の微細な建て付け……。これらは、新築であっても起こり得る「当たり前」の現象です。
しかし、多くのお客様は「新築=無傷・完璧」という幻想を抱いています。この**「完成品」という誤解**が、引き渡し後のトラブルや不信感を生む最大の原因なのです。
新築だからといって、診断(インスペクション)が不要だというのは大きな間違いです。 むしろ、新築だからこそ、初期段階での「粗(あら)」を見逃さないことが重要です。
施工の不備を見抜く: 建築士の目でチェックし、是正すべき点は引き渡し前にしっかりと指摘する。
経年変化を説明する: 「木は動くものです」という当たり前の事実を、事前にプロとして伝えておく。
これだけで、お客様の安心感は劇的に変わります。私たちは、ただ「売る」だけのエージェントではありません。建物の「真の状態」を正しく伝え、納得していただくためのガイドであるべきです。
お客様に対して「この家にも、こういうリスクや特性があります」と伝えるには勇気がいります。もしかしたら、契約が遠のくのではないかと不安になるかもしれません。
しかし、思い出してください。 私たちが目指すのは「エージェント・セントリック(エージェント中心)」であり、その根底にあるのは**「顧客の利益の最大化」**です。
新築を「完璧な完成品」として売るのではなく、**「これから育てていく、不完全ながらも最良のベース」**として提案する。この誠実さこそが、紹介を生み、一生涯の信頼を築く鍵になります。
新築住宅を「完成品」という誤解から解き放ち、その本質を語りましょう。 建物に完璧を求めるのではなく、私たちの「サポートと品質へのこだわり」に完璧を目指す。
それが、eXp Japanのブランドを支える、プロのエージェントとしての姿ではないでしょうか。