
「新築だから大丈夫」
そう思われる方は少なくありません。
確かに、新築住宅は完成したばかりであり、
施工会社の検査や役所の完了検査も通っています。
しかし、それでもなおインスペクションが求められる理由があります。
それは、「人が造る以上、ミスはゼロにならない」からです。
どれだけ大手の施工会社であっても、
現場では多くの職人が関わり、短い工期の中で作業が進みます。
その中で、
・ビスの打ち忘れ
・シーリングの施工不良
・わずかな施工ズレ
といった、小さなミスが発生する可能性は否定できません。
これらは重大な欠陥ではない場合も多いですが、
住み始めてから気づくと、ストレスや不安につながります。
インスペクションは、そうした「小さな違和感」を
引き渡し前後の段階で確認するためのものです。
ただし、ここで重要なのは、
インスペクションが「すべてのミスを見つけるものではない」という点です。
あくまでも、目視や簡易的な確認を通じて、
気になる点や注意すべき箇所を把握するためのものです。
つまり、
完璧を求めるものではなく、
「納得して購入するための材料を増やすもの」
それが新築におけるインスペクションの役割です。
安心とは、完璧な状態ではなく、
理解したうえで選択すること。
そのための一つの手段として、
インスペクションは有効だと考えています。