私は時々、
駅には独特の公共性があると感じます。
老若男女、
さまざまな事情や想いを抱えた人たちが、
同じ場所に集まる。
通勤する人。
通学する人。
子育て世代。
高齢者。
旅に向かう人。
帰路につく人。
それぞれ違う目的を持ちながら、
同じ「駅」という場を共有している。
これは興味深いことです。
そこには、
小さな秩序もある。
列に並ぶこと。
時間を守ること。
時に席を譲ること。
互いにぶつからぬよう流れること。
大げさかもしれませんが、
私はそこに、
都市生活の作法のようなものを見ることがあります。
駅は、単なる交通施設ではなく、
小さな公共社会でもある。
そう感じることがあります。
だから私は、
住まいを考える時、
駅は机上の条件だけで見ないでほしいと思う。
実際に駅を見てほしい。
歩いてほしい。
朝と夜を感じてほしい。
その空気を知ってほしい。
駅を見て、
街を歩いて、
住まいを考える。
それは、
とても大切なことだと思っています。
To understand a neighborhood,
sometimes you begin by observing its station.