ここまで、
私は賃貸や流動性の価値を書いてきた。
だが公平でありたい。
インフレ局面では、
あえて買う
という考えにも、論理はある。
私はそう思っている。
これは以前も触れた。
固定金利で借りている場合、
物価が上がる中で
負債の実質価値は目減りしうる。
これは一つの側面だ。
インフレが進む時、
固定負債は意味を持つ。
通貨価値が揺らぐ局面では、
現金だけを持つ不安も語られる。
その時、
不動産を実物資産として見る考えは出てくる。
理解できる。
特に都心マンションでは、
そうした発想は強い。
これは買い派の論点としてある。
確かにそうだ。
インフレで賃料が上がるなら、
固定金利で買っている方が有利、
という見方。
一定の説得力はある。
私は否定しない。
ここは認めたい。
単なる持ち家信仰ではなく、
防衛としての購入。
これはありうる。
特に長期居住前提なら、
合理性はある。
ここが重要。
インフレだから買う。
では弱い。
物件が重要。
立地。
流動性。
管理。
出口。
条件が悪ければ、
資産防衛にはならない。
私はそう思う。
ここは分けたい。
「都心マンションなら安心」
これは時に神話になる。
だが、
資産防衛としての購入は
もっと冷静な判断。
信仰ではない。
分析だ。
ここは違う。
忘れたくない。
インフレ局面では、
利上げリスクもある。
借入は魔法ではない。
ここは見ておきたい。
私はバランスで考えたい。
私は否定しない。
むしろ場合によっては合理的。
ただ、
「皆が買っているから」
ではなく
自分の防衛戦略として。
そこが重要だ。
ここを言いたい。
所有を信じるのでなく、
条件を読む。
相場を読む。
負債を読む。
それなら意味がある。
私はそう思っている。
インフレ時代、
あえて買う。
その考えには理がある。
私は認める。
だが、
それは神話ではなく
戦略であるべきだ。
問うべきは
買うべきかではなく、
今、その購入は防衛になっているか。
そこかもしれない。
In inflation, buying can be protection.
But only when buying is strategy, not belief.
次 Part9
Luxury Without Ownership
高級賃貸論。