物件を探し始めると、よくいただくご質問があります。
「仲介手数料って、そもそも何のために払うのですか?」
とても本質的な問いだと思います。
インターネットで物件情報は見られる。
ポータルサイトには写真も間取りも載っている。
そうすると、
「物件を紹介してもらうだけで、なぜ手数料がかかるのか」
そう感じるのは自然です。
私は、仲介手数料とは
単なる紹介料ではなく、調整と判断への報酬
だと考えています。
不動産取引では、目に見えない調整が数多くあります。
価格交渉
契約条件の調整
重要事項の確認
建物・土地リスクの確認
住宅ローンとの調整
売主・買主間の橋渡し
引渡しまでのトラブル予防
こうした業務は、表から見えにくい。
けれど、本質です。
実は、良い仲介ほど「何も起きなかった」ように見えることがあります。
しかしそれは、
問題がなかったのではなく、
問題になりそうなことを事前に調整していた
場合も多いのです。
見えない価値です。
私は時々こう考えます。
仲介手数料とは、安心を買う費用でもある。
もちろん、手数料のあり方は多様化しています。
無料。
半額。
従来型。
様々なモデルがあって良い。
ただ重要なのは、
高いか安いかだけではなく、何を提供しているか。
そこではないでしょうか。
仲介手数料は、
物件を紹介した対価ではなく、
専門的判断と調整に対する報酬。
そう理解しています。
そして、このテーマこそ
もっとオープンに語られてよいと思っています。
不透明だから不信が生まれる。
理解があれば、信頼に変わる。
そう思っています。
良い仲介ほど、その価値は見えにくい。
しかし、無くなった時に初めて分かる。
次回
Why Can Some Brokerage Fees Be Free?(なぜ仲介手数料無料が可能なのか)