
「現金が一番安全。」
長く、日本ではそう考えられてきた。
預金は減らない。
元本がある。
安心に見える。
その感覚は理解できる。
だがインフレの時代、その「安全」は少し意味が変わる。
私はそう思っている。
100万円預金している。
10年後も100万円。
数字は変わらない。
安心に見える。
だがもし物価が上がっていたらどうか。
買えるものは減る。
ここが重要だ。
預金残高は変わらなくても、購買力は下がりうる。
これは静かな目減りだ。
見えにくい。
だが起きている。
強い表現だが、私は意味があると思う。
3%の物価上昇。
それが続く。
現金価値は少しずつ削られる。
誰にも引き落とされない。
だが減っている。
静かに。
ここがインフレの怖さでもある。
私は時々そう思う。
デフレが長かった。
現金が強かった。
持っているだけで守れた。
だが時代が変わるなら、
その常識も問い直される。
これは重要。
ここは分けたい。
預金は流動性が高い。
安全性もある。
生活防衛資金として必要だ。
私は否定しない。
だが、
価値を守る手段として十分か
は別問題。
ここが論点。
私は極端な議論は好きではない。
「現金は全部ダメ」
ではない。
そうではない。
ただ、
現金だけに偏るのは考えものかもしれない。
分散。
これは重要。
株式。
債券。
不動産。
実物資産。
考え方としてはある。
前編ともつながる。
現物資産としての不動産。
家賃上昇余地。
土地の希少性。
こうしたものは、通貨とは性質が違う。
だから比較される。
私はここは面白い論点だと思う。
少し強い言葉だが、考える価値はある。
名目安全と、
実質安全。
違う。
これは重要。
100万円あることと、
100万円分の生活が守れることは違う。
ここを分けたい。
現金は必要。
だが、現金だけでは心もとない時代もある。
インフレはそういう問いを投げている。
資産とは何か。
守るとは何か。
考え直す局面かもしれない。
預金は減らないように見える。
だが価値は静かに削られることがある。
その現実を知ることは重要だ。
これは投機の勧めではない。
防衛の話だ。
私はそう考えている。
額面は減らなくても、価値は減っていることがある。
それが、インフレ時代の預金の現実なのかもしれない。