いわゆる「敷延(旗竿地)」は、
通路状の部分を通って奥に敷地が広がる形状の土地です。
一般的に、整形地と比べて
1〜3割程度安くなるケースが多いとされています。
・周囲からの視線が入りにくく、静か
・価格が抑えられる
・都心部でも土地取得がしやすい
・日当たり、通風が弱くなる可能性
・駐車のしにくさ
・通路部分の使い勝手の制約
👉 つまり
「価格と引き換えに、使い勝手が制限される土地」
建築基準法上、
・幅員4m以上の道路に
・2m以上接していること
が必要です。
ただし重要なのは、
単に間口が2mあれば良いわけではありません。
「直径2mの円が支障なく通過できること」
(いわゆる有効幅の確保)
これが満たされない場合、
再建築に支障が出る可能性があります。
旗竿地では、
道路から建物までの距離が長くなります。
そのため、
・水道
・ガス
・下水
の引き込み工事費が、
想定以上に高額になるケースがあります。
通路部分の幅が2m未満、
あるいは有効幅が確保できない場合、
👉 再建築不可となる可能性
があります。
購入時には必ず、
役所調査と図面確認が必要です。
旗竿地の資産価値は、
「割安であること」と「制約」のバランスで決まります。
・購入時は安い
・売却時も同様に評価される
つまり、
“出口も同じ条件で評価される”土地です。
旗竿地は、
条件が合えば合理的な選択になります。
・静かな住環境
・都心での価格調整
・プライバシー性
これらを重視する層には、
一定の需要があります。
旗竿地は、
「安い土地」ではなく、
**「理由があって安い土地」**です。
その理由を理解し、
納得して選べるかどうか。
それが、資産価値を考えるうえでの
重要な分岐点になると感じます。