「家賃はもったいない。」
日本で、よく聞く言葉だ。
家賃を払うくらいなら、買った方がいい。
そう言われる。
本当にそうだろうか。
私は、少し違う見方をしている。
家賃は消えるお金。
そう言われる。
だが、本当に消えているだけだろうか。
私はそうは思わない。
家賃は、
流動性を買っている。
そう考えることもできる。
住み替えられる。
環境変化に対応できる。
職場が変わっても動ける。
家族構成が変わっても調整できる。
これは価値だ。
住宅ローンは資産形成。
それは一面の真実。
だが同時に、
人生を固定化する側面もある。
動きづらくなる。
転職。
介護。
教育。
離職。
想定外は起きる。
人生は予定通りいかない。
私はそう思う。
これは現実論として重要だ。
賃貸なら、
安い家賃帯へ移る選択がある。
守りがある。
住宅ローンはそう単純ではない。
返済不能は重い。
以前書いたように、
住宅ローンの失敗は長く尾を引くことがある。
ここは見ておくべき論点だと思う。
日本には根強い。
持ち家は成功。
賃貸は仮住まい。
そういう空気。
ある。
だが私は、
それは時代とともに見直されてもいいと思う。
所有だけが正解ではない。
ここは言いたい。
賃貸は妥協ではない。
戦略になりうる。
むしろ状況によっては合理的。
所有しない自由。
これはある。
私は、この言葉があまり好きではない。
家賃で得ているものがあるから。
場所。
機動性。
時間。
選択肢。
それは消えていない。
形を変えているだけだ。
買うか借りるかではなく、
無理をしないこと。
だと思う。
年収。
負債。
家族計画。
働き方。
これを無視して買う方が危うい。
私はそう思っている。
守りながら待てる。
相場を見られる。
動ける。
これは力だ。
家賃は敗北ではない。
自由のコストであり、
時に防衛でもある。
所有は尊い。
だが、賃貸もまた戦略になりうる。
そう考えると、
「買うか借りるか」
という問いは、
少し違って見えてくる。
それは、
所有の問題ではなく
生き方の問題かもしれない。
私はそう思う。
Rent is not defeat.
Sometimes, rent is freedom.
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