「賃貸は気軽で自由。」
そう言われる。
確かに一理ある。
だが、
賃貸にも契約の構造がある。
ここを知らないと、
自由だと思っていたものが、
案外そうでもないことがある。
私はそう思っている。
意外に知られていない。
賃貸借契約には、
大きく二つある。
普通借家契約。
定期借家契約。
似ているようで、
性格はかなり違う。
こちらが一般的。
多くはこれ。
契約期間が終わっても、
原則、更新される。
借主保護が強い。
日本の借地借家制度らしい仕組みだ。
住み続けやすい。
安定がある。
これは大きい。
こちらは少し違う。
期間満了で、
原則終了。
更新ではなく、
再契約。
ここが重要。
似て非なるもの。
権利構造が違う。
ここは現実問題。
定期借家は、
再契約時に条件見直しが入りやすい。
相場が上がれば、
家賃上昇圧力もありうる。
特にインフレ局面では、
ここは無視しづらい。
私は見ておくべき論点だと思う。
定期借家、
時に賃料が魅力的に見える。
だが条件を見る。
期間。
再契約条件。
貸主事情。
重要。
安さだけで判断しない方がいい。
私はここを評価している。
借主の地位が比較的守られる。
これは大きい。
所有権とは違うが、
賃借権も軽くない。
以前書いた通り、
債権としての強みはある。
ここにも通じる。
買う時だけではない。
借りる時も。
契約を見る。
条項を見る。
更新を見る。
出口を見る。
住まい選びは、
契約理解でもある。
私はそう思う。
ここは新しい論点かもしれない。
物価が上がる。
賃料も上がる。
再契約時にどうなるか。
この視点は持っていていい。
私はそう考えている。
そうではない。
合理的なケースもある。
短期利用。
高級賃貸。
法人契約。
選択肢として意味はある。
問題は、
知らずに入ること。
ここだ。
賃貸は自由。
だが、
契約の構造は知っておきたい。
普通借家と定期借家。
似て見えて違う。
私はそう思う。
住まいは、
家賃だけで選ぶより、
契約も読んで選ぶ時代かもしれない。
問うべきは、
安いかではなく、
その契約は、将来どう効くか。
そこかもしれない。
In renting, price matters.
But contract terms matter more.
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