既存住宅の取引では、
「既存住宅状況調査技術者」という資格が関係する場面があります。
私自身も取得しましたが、現在は更新していません。
制度上、資格の適用範囲や調査内容には一定の整理があります。
例えば、
・建物種別による業務範囲の違い
・設計資格との関係性
・劣化事象の判断に求められる専門性
こうした点を踏まえ、
自分の実務スタイルと照らし合わせた結果、
更新は行わないという判断をしました。
インスペクションと一言でいっても、
・建築士による専門調査
・簡易的な建物チェック
・第三者機関による評価
など、さまざまな形があります。
重要なのは、
誰が何をどこまで行うのかが明確であること
だと考えています。
インスペクションは、
必ずしも一つの資格に限定されるものではありません。
複数の資格制度や団体が存在し、
それぞれに役割や考え方があります。
私自身は、
資格そのものよりも、
実務における説明責任と範囲の明確さを重視しています。
できることと、できないことを分ける。
専門領域は専門家に委ねる。
そして、自分の役割を正直に伝える。
インスペクションは万能ではありません。
だからこそ、
その限界と役割を理解したうえで、
適切に活用することが大切だと考えています。
Qualifications matter,
but clarity of scope matters more.